薬局新聞連載の「週刊トラックバックNEWS」第99回です。
日進月歩の医療の世界、「昨日の常識は今日の非常識」は日常茶飯事である。スリ傷や切り傷等の「傷の治療」においても同様で、これまでの「乾かして傷を治す」方法と正反対の「湿潤療法(モイストヒーリング)」が取り入れられつつある。
早くから湿潤療法に取り組んでいる医師の一人に夏井睦氏がいる。2001年には「新しい創傷医療「消毒とガーゼ」の撲滅を目指して」というサイトを立ち上げている。基礎的な知識から実際の治療例まで大変充実したサイトである。
09年6月に発売された氏の最新刊「傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学」はネット上でも話題を集めた。「消毒は傷口に熱湯をかけるような行為」「カサブタは中にばい菌を閉じ込めて上から蓋をするようなもの」といった部分が興味深い。
モイストヒーリングを推奨する「正しいキズケア推進委員会」では養護教諭、薬剤師、医師などの医療従事者を対象に「正しいキズケア情報ネットワーク」を呼びかけている。当ブログからリンクを貼っておくので興味のある方は参照されたい。
「正しいキズケア推進委員会」は会員登録ができます。私は一昨年の日薬学術大会の際に登録しましたが、年に何回か冊子が届いています。
正しいキズケア推進委員会
http://kizucare.com/
夏井睦氏が運営するサイトです。作りの古さは否めませんが、非常に充実したサイトです。
新しい創傷医療 「消毒とガーゼ」の撲滅を目指して
http://www.wound-treatment.jp/
夏井睦氏の最新刊はこちら。
・傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)(amazon)
(関連リンク)
404 Blog Not Found:体育会系から理系へ – 書評 – 傷はぜったい消毒するな
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51237055.html
情報考学 Passion For The Future:傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/07/post-1028.html
薬局新聞社ONLINE
http://www.yakkyoku-shimbun.co.jp/


コメント
そうなんですよね、これ!
最初聞いたとき、えって思いました。
ガーゼよりサランラップって話しもありませんでしたっけ???(違ったらすみません)
こけて傷できたら試そうって思ってもなかなか傷ができません(笑)
>ぽんた様
ラップの話も聞いたことがありますね。
私は先日傷を作ってしまい、まさに「中にばい菌を閉じ込めて上から蓋をする」状態にして辛い思いをしました(苦笑