薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第5回です。
今回からは、長野県上田市にありますイイジマ薬局の飯島伴典先生にお話をお伺いします。
上田では薬剤師会として、電子お薬手帳の活用について模索しているとのことですが、どんな狙いがあるのでしょう?
「お薬手帳に関しては以前から、点数ありきになってはいないか、またサービスとしての実態はどうなんだろう、という疑問がありました。他の医療職種からどのように思われ、利用されているのかリサーチしたいなとも思っていました。そこで今回、上田薬剤師会でお薬手帳の電子版を作り、運用しながら問題点や手帳の可能性(能力)を調査していくことになりました。」
なるほど、先が楽しみな調査ですね。それとは別に、先生は何か独自の取り組みをされているのでしょうか。
「僕は2人の患者さんに対して、連絡ノートを作ってもらっています。市販の大学ノートを買って用意してもらうだけなのですが。ポイントは、「購入してもらうこと」ですね。無償で渡すとなかなか使ってもらえないので、意識を持ってもらうためにも。」
「男性の患者さんA氏は1人で受診することが多いのですが、高齢のため、家での状況や服薬に関すること、体調変化や食事のことをうまく医師に伝えられないという問題がありました。そのため、同居の家族と僕と医師が自由に書き込める連絡ノートを提案しました。これにより医師も、カルテレベルのコメントはないですが、「どのような理由でこの検査をしました」とか「お元気そうですね、続けていきましょう」と書いてもらえるようになりました。家族からも安心できたと喜ばれ、今ではすでに2年目に突入しています。」



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