8億7000万円は妥当か

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「発明の対価」8億円求め提訴 塩野義製薬に元社員(FujiSankei Business i.)
クレストール(一般名:ロスバスタチンカルシウム)の発明に対しての特許料として8億7000万円を求める訴えを起こしたということです。
YAHOO!JAPANニュースのニュースについたトラックバックを見るといろいろな意見があって、感心したり突っ込んだり。
「発明の対価」8億円求め提訴=塩野義製薬に元社員-大阪地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070306-00000147-jij-soci
そんな中私も言わせていただきます。
「おまえ、研究なんてやったことないだろ!」
という批判は覚悟の上です(笑
発明者とされる4名は特許申請時に計6000円、取得時に計9000円、あわせて15000円の報奨金を受け取ったとのことですが、それはさすがにあんまりだとは思います。
塩野義製薬がこれまでに得た特許権使用料収入が203億円。8億7000万円といえば、そのうちの5%にも満たない金額なので、そのくらい発明者にバックしたっていいじゃないか、とも思えます。
一方で8億7000万円という金額だけを聞けば、ちょっと高いような気もしますね。じゃあピカ新のメバロチンならいいのかと言われると、その金額が妥当なのかどうか答えに窮しますが…。
「結局どっちなんだ!?」と言われそうですが、およそ自分の想像が及ばない額なので正直何とも言えないですね。
(関連記事)
2006/09/12 クレストール錠 通常販売体制へ
2006/04/25 メバロチン生みの親

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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. えぇす より:

    研究環境を整え、広告・販売にも力を入れなければならない企業が莫大な利益を得るのはしかたないことですし、特許の維持費だけでも莫大な金額がかかります。でも、発明対価が15000円だったら開発意欲が湧かなくなりますね。
    個人的には5-10%程度のバックがあっても良いと思いますがね(印税もそのくらいでしたよね?)。
    研究者にも一攫千金の夢をみさせてもらいたいです。

  2. velopapa より:

    おはようございます
    特許に限らず、製品設計の知的所有権に関して非常に敏感なvelopapaですw
    「特許権使用収入」と言う事であれば、もっと貰っても良さそうな感じですね
    その当時、成果主義評価だったら凄い事になったかもしれませんが・・・・・>アメリカのデイトレーダーのように
    でも、この人の頃は職能主義でしょうから、後付けの金額とはいえ、妥当性もありますね>1450万円
    昔居た某大手企業も社内規定で会社資産を用いて発明した特許は会社に帰属するって規定が有りましたので・・・・
    ちなみに現職では、知的所有権を訴えたら否定されたので、「何が成果主義なんだ?」と噛み付いてますorz

  3. くま☆ より:

    >えぇす様
    発明したのが個人(チーム)だとしても、それだけの特許料が得られたのは企業あっての話です。でもその発明がなければ特許自体が得られない…。
    卵が先か鶏が先がという話になりそうですが、研究者のモチベーションを維持するだけのものが必要なことに変わりはなさそうですね。
    >velopapa様
    世の中でもっともらしく言われていますが、確かに成果主義ってなんでしょうね。
    こういった訴訟の裏ってのは、実はお金じゃなくて会社との関係だったり人間関係だったりすることもありそうですよね。オリッ○スを退団してド○ゴンズに入った某選手のように。

  4. さつき より:

    特許に対しての対価として日本の企業がこれまで特許を取得した研究者に支払ってきた額は確かに低いと思いますけど、それって終身雇用という日本独特のシステムと表裏一体だったような気がするんですよね。
    これまで日本の研究者って、分野を問わず、一度企業の研究所に入っちゃうとほぼ身分が保障されてきたわけじゃないですか。
    成果を上げなくても切られないという保障を与えているのだから、成果が上がっても多くを求めないでくれよ、っていうのが日本企業の社員に対するスタンスだったと思うわけです。
    企業側からしたら、自ずと「じゃぁ成果主義の完全年俸制で良いですね?」となりますね。
    実際その方が人件費は遥かに安く済むわけですから。というわけで、純粋な資本主義の理念の下で動いている欧米企業に端を発する、製薬業界の世界規模のリストラが始まりましたとさ。

  5. くま☆ より:

    >さつき様
    「欧米では個人に対してこんなに払うのに、日本では…」といいますが、一概はあてはまらない部分もありますね。お書きいただいた終身雇用に挙げられるよう、文化や制度が異なりますので。

  6. kense より:

    もしこの先副作用が出て訴訟問題が起こったとしたら、この人はどう対応するのかな?
    もちろん通常の場合副作用は個人の責任に入るべきではないと思います。
    しかし某政党みたいに権利ばかり主張されるのも・・・
    薬剤師が成果主義だったらみんな積極的に調剤、投薬するだろうなぁw

  7. くま☆ より:

    >kense様
    なるほどー、逆は全然思いつきませんでしたが、確かにそういった部分も考慮に入れるべきなのかもしれません。

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