9割近くの医師が前向きってホント?

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「GE薬処方」9割近くの医師が前向き‐情報対応には不満も(2006/6/7 薬事日報)
タイトルを見て、本文を読み進めて「そうなんだー」となりそうですが、こういったアンケートを見るときにはちょっと注意して見る必要があります。
「基本的には全ての処方にチェック」 26%
「基本的に全ての処方にチェックしない」 11%
という部分はいいのですが、問題は
「患者や薬剤に応じてチェックする意向」 63%
の捉え方ですね。


これを前向きと取るか否かということは、アンケート集計者の意図が関与するからです。というかそもそも、設問の時点で誘導的な部分がある可能性もありますね。
あ、お断りしておきますが、設問を見ていないですし、このアンケートに文句をつけているわけではありませんので、念のため。
話を戻しますと、
「患者や薬剤に応じてチェックする意向」 63%

「(基本的にサインはしないが)患者や薬剤に応じてチェックする意向」 63%
というようにも捉えられます。全く逆の意味になってきますよね。それに基づいて見出しをつけるとすると
「GE薬処方」7割以上の医師が否定的‐情報対応に大きな不満
といった感じになるかと思います。
ひねくれてますかね?
でも情報って編者の意図がやはり見えます。ちょっと話は違いますが、マスコミなんかは情報を世に出すタイミングでも世論を操作(というと言葉が悪いですが)できますし。
何事も吟味が必要だと思うわけです。

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. Miyasei より:

    なんか考えちゃう内容ですね。
    「9割が前向き」というのがどこをどうとったら「前向き」になるのか・・・
    それと「全体的には4人に3人が何らかの不満を抱えながら処方しているという結果だった。」というのは、なんだか自己嫌悪に陥ってしまいそうです。
    「不満を抱えながら処方する」・・・ それを体内に入れるのは患者さんですよね・・・・・
    何かがおかしいと思います。国の強引なやり方に振り回されている印象です。

  2. まじゃ より:

    基本的には全ての処方にチェック・・・ウエッて感じです。
    昨日までチェックどころか一般名処方もしていなかった医師が、法が変わった瞬間にその薬もみたこと無いのにチェック・・・医療も経済活動の一部ですね。
    息子が通院しているクリニックで体験して、がっかりしました、その医師に。
    楽で儲かるならやるって感じですね、きっと。
    いつも批判的でごめんなさい。今日は応援モードで!!
    こんな状態だから薬剤師の出番でしょうまさに。
    チェックがあっても薬局で変更に同意がなければ後発品にならないわけですから・・・
    かかりつけ薬局では元薬剤師ですし、わかっているだろうとのことなのでしっかり対応してくれています。
    ただ、薬剤情報の文書が患者さん同意から薬剤師の判断で出してよいと変わった以前のときと同じように、後発品変更も同意がなく薬剤師の判断でOKとなったら少し不安です。
    さらに、水虫の薬を出してもらったときはちょっぴり恥ずかしくて、他の薬局にいったら・・やられましたよ。勝手にお薬手帳作ってるし、手帳要らない旨を伝えたのに、その瞬間○○円です!!!
    金額変わるんじゃないですか?と突っ込んだらあわてて事務に命じて計算直してました。
    いまや昔の特指や手帳の自動算定をやってるところがまだまだあるんだなーって。
    相変わらず薬剤師の敵は薬剤師ですね。
    だからこそ、昨日苦言を呈した日薬には薬剤師をまとめてほしい。ちゃんとやってないところは除会、やってるところは認定。
    それも厳しく・・・・
    それをやったらほとんど除会です・・・と冷や汗かかれそうですが
    日薬首脳の苦労もなんとなくわかりますね。
    真剣にやっている僕のかかりつけ薬局やくま☆さんの現実の苦労も大変なことだと思います。
    理想ばかりでごめんなさい

  3. くま☆ より:

    >Miyasei様
    確かに「前向き」という見出しのつけ方は、記事の内容を表すにはちょっと…、な気がします。一方、日刊薬業というメディアでは「後発品処方医の4人に3人が不満」という見出しとなっていました。
    不満の多くは情報・対応面とのことですので、今後田辺製薬など先発メーカーが後発品を扱うようになってくれば、改善が期待できそうです。
    >まじゃ様
    そのクリニックの本当の意図は分かりませんが、選択は可能な状態になるわけですし(変更する・しないは別として)、考え様によってはいいのかもしれません。
    それよりも「要望があっても絶対に署名しない」とか、「古い様式の処方せんを使い続けてその欄すらない」という場合の方が問題が大きいのではないかと思います。
    でもそのうちに「変更可の処方が○%以上で診察料に○点加点」とか、薬局だったら「数量ベースで後発医薬品備蓄が○%以上で○点加算」といったことが行われるようになるのかもしれませんね。

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