今年も配合剤発売の流れは止まらないようで、2製品が製造販売承認を取得したという案内をいただいています。
「ARB+利尿剤」の組み合わせはほぼ出尽くしたのでしょうか。発売が予定される2製品は「ARB+Ca拮抗剤」という組み合わせのようです。
・エックスフォージ配合錠
ノバルティスファーマから発売されるこの製品は「バルサルタン(ディオバン)+アムロジピン」の配合錠です。規格は「バルサルタン80mg+アムロジピン5mg」の1規格のみですね。


ノバルティスファーマ:エックスフォージ配合錠
http://www.exforge.jp/m_medical/index.html
・レザルタス配合錠LD/HD
第一三共から発売されるこの製品は「オルメサルタン(オルメテック)+アゼルニジピン(カルブロック)」の配合錠です。規格は以下の2つあります。
LD:オルメサルタン10mg / アゼルニジピン8mg
HD:オルメサルタン20mg / アゼルニジピン16mg
とARB、Ca拮抗剤、両方の用量が変わりますので注意が必要です。


第一三共:高親和性ARB/持続性Ca拮抗薬配合剤「レザルタス配合錠LD・HD」製造販売承認取得のお知らせ
順調に行けば4月に薬価収載、新発売となるようです。
(関連リンク)
糖尿病専門医Sのブログ:エックスフォージ配合剤・レザルタス配合剤が厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で 承認の了承をされた。
http://jds2009.blogspot.com/2009/12/blog-post_07.html


コメント
配合剤ブームは本当なのでしょうか…?医師は積極的に使っているとは思えません。皆さんの周りはいかがですか?
新薬は14日分のしばりがありますからね・・・1年経たないと使いにくいですよね。
本当の専門のdrは、加減があるから、合剤は使いにくいでしょうしね・・・・
今一、片方が、あんまり使ってない(売れてない)物をくっつけてもね・・・・
後は企業努力だけ?
下手に使ってくれると薬局の在庫が膨らむだけです。
製薬メーカーさんへ
OD錠をいつか発売するのなら、はじめからにしてね。
>皆様
コメントありがとうございます。
処方する医師や服用する患者さんは、どこまで配合剤だという意識があるのでしょう。
2剤の配合剤が当たり前になってきて、そのうち3剤、4剤…なんてことになるのでしょうか。
くま☆さん
いつもお世話になっています。私のブログの記事をご紹介下さり、大変恐縮しています。
「医師は本当に使うのか?」というご意見がありますので個人的な意見を述べさせていただきます。
血圧コントロールを綿密にしようとすれば、どうしても個々の薬剤の投薬量を別々に調整できるほうが理想的です。ですから、とても安定していて「もう3年もこの組み合わせだ」、という例にしか使わないような気がします。実際まだ多くの降圧剤合剤は長期処方ができないので現実的に処方できないんですけどね。
ノバルティスのエックスフォージは恐らく最高頻度の組み合わせに絞ってきましたね。ここのMRのに「どうして1種なの?効かない場合は2錠にしろと?」と聞いたところ、2錠はNGで、降圧不十分ならディオバンまたはアムロジピンをバラで足して最高用量まで持って行ってくれとのこと。でも私はこんな使い方はしたくないです。
レザルタスはオルメテック40mg+カルブロック16mgの最高用量セットが無いのがイマイチです。こちらも降圧不十分でバラで足すケースが出てきそうです。
個人的には、ARB最大量、Ca拮抗薬最大量、利尿剤、α、β、中枢性・・・と物量作戦で降圧せねばならない難治例に、例えばディオバン160mg+アムロジピン10mgのような合剤を使うことで内服錠数を少しでも減らす、というような使い方をしたいと思っています。
長文失礼致しました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
>jds2009様
いえいえ、こちらこそありがとうございます。
なるほど、処方する医師側からの分析は、これまた大変興味深いです。
いわゆる「さじ加減」を発揮するには、やはり単剤の組み合わせが望ましいということですね。
また配合剤が承認されましたね
メタクト配合錠LD、同HD(アクトス+メトホルミン)
ユニシア配合錠LD、同HD(ブロプレス+アムロジピン)
コソプト配合点眼液(チモプトール+トルソプト)
この中でメクタクト配合錠
アクトスは15mgと30mgでメトホルミンは500mg
メトグルコ以外のメトホルミンの用法用量は
通常、成人にはメトホルミン塩酸塩として1日量500mgより開始し、1日2~3回食後に分割経口投与する。
維持量は効果を観察しながら決めるが、1日最高投与量は750mgとする。
1日1回は元々設定していない用法です。
何故これが承認されるのか分かりません。
個人的には喘息吸入配合剤、緑内障点眼配合剤は患者さんのためにもいいとは思いますが他は、、、
>kense様
情報ありがとうございます。
配合剤、ホント多いですね。目薬もその流れがあるようですが、外用薬に関しては患者さんがメリットを実感できそうですね。
しかし、メトホルミンの用法がそれで承認されるのですね。なんとも不思議な感じです。
HT難治例でどうしてもABRやアムロジピンにこだわる必要があるのでしょうか?重症高血圧には降圧効果はニフェジピンが今でもNo1だと思います。CR錠でなくアダラートL錠20mg4T分2だとかなり即効で下がります。
ARB高用量などとくらべ医療費でもかなりちがいます。
>トレ吉様
コメントありがとうございます。
ARB、確かに選択肢は豊富ですね。その結果、配合剤もかなりの数出てきそうです。市場性があるからなのでしょうが、必要性も考えていかねばならないでしょうね。
ニフェジピンとアムロジピンの差は降圧効果以上にエビデンスの差が大きいでしょう
第一三共以外のメーカー全てでアムロジピンを選択してるのをみてもニフェジピンの方が優れているとは言えないでしょう
CRならともかくLの高用量では反射性の頻脈が多く起こり降圧しても心臓には負担が大きくなる結果につながりかねませんし
>kense様
コメントありがとうございます。
そう言われてみますと、確かにCa拮抗薬はアムロジピンが圧倒的ですね。
ファイザーが自分のところでアムロジピンのジェネリックを出すとかいう話は…本当なのでしょうかね?
しかしまーとんでもない薬価になったもんだ。
アムロジピンがただですよ。
ある程度は切り替わるでしょうが、
ノバルティスにとって利益はあがるのか?
>通り様
0.8掛で設定されたんでしたっけ?それでも後発品に食われることがない分だけ、いいのかもしれませんね。