ウェブ進化論の著者、梅田望夫氏が「IT革命」ならぬ「I革命」と言っています。
情報(I)そのもののあり方が劇的に変化しようとしていることこそがその本質
だというのです。全文はこちら。
【正論】梅田望夫 「IT革命」から「I革命」の時代へ(iza)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/28114/
日々患者さんと接する中で、情報提供が私たちの業務に占める割合は決して小さくありません。情報を生業とする私たち薬剤師にとって、「I革命」はどのような影響があるのでしょうか。
患者さんにお渡しするお薬の、ヒートの「耳」を折って出していた時代-そう遠い昔のことではない-に比べれば、患者さんが入手できる情報量は格段に増えています。情報の入手経路もまた然り。
そんな中、患者さんにとっていわゆる「一般的な情報」というのはどれだけ役に立つのでしょうか。ネットで検索すれば出てくるような情報に対価を払うことに、どれだけの人が賛同するでしょう。
今年(2006年)4月の改定で薬剤情報提供の加算が「手帳」だけに限られるようになり、A4の用紙等で提供されるものは薬歴管理料に内包されるようになりました。これも患者さんが入手できる情報が増えたことと無関係ではないでしょう。
情報がない時代からすれば情報そのものを付加価値と見ることができますが、その情報が当たり前のこれからの時代において、情報そのものに付加価値を求めることは難しいでしょう。
記事にもありますように、
能動的に情報を探索する能力
知を構造化する能力
断片的な情報から物事を俯瞰(ふかん)して理解する能力
情報の真贋(しんがん)を判断する能力
異質な情報を組み合わせて新しい価値を生み出す能力
というように、得られた情報を更に整理・加工するなどして価値を付与することが必須となってくるのではないでしょうか。
薬局の業務に話を置き換えるならば一例として、患者さんの「個」に着目し、多くの中からその人に合った情報を抜き出し、必要な情報を提供する、といったことが求められるかと思います。
日々目の前のことに忙殺されがちですが、「10年後の薬局の姿」を頭の片隅に置いて考えながら、あるべき方向を模索していくことも必要なことです。
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