[OTC]エパアルテ販売中止とロキソニンSの指定2類移行

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ここしばらくの間に、OTC医薬品に関連して、2つの気になる話題がありました。いずれも日経DIオンラインへのリンクです。
エパデールOTCの「エパアルテ」が販売中止:DI Online
OTC薬のロキソニンSが指定第2類医薬品に:DI Online
OTC医薬品を販売する身にとっては、どちらも複雑な思いがありますね。
エパアルテ
まずは、エパアルテ販売中止に関してですが、OTC医薬品でありながら大正製薬の「エパデールT」との併売品でありました。記事中にもありますように、大正製薬は販売店1500店に対し、日水製薬はその1/10程度と、非常に販路が狭かったようです。
販売開始の際には、「30年間、EPAの健康食品を売っている自負がある」と鼻息は荒かったのですが、直販(?)という販売方法も影響したかもしれません。


そもそも、販売に当たってかなりハードルが高く、というか販売自体ができるのか?というくらいの厳格なルールが定められていましたので、その上で販売店が少ないというのは難しさもあったでしょう。
しかし生活習慣病のスイッチOTCが、エパデールTはまだ残っているとはいえ、1年半で撤退というのは、今後のスイッチ化にも大きく影響してくるでしょうね。それ以前の話だということも、もちろんありますが。
ロキソニンS
それからロキソニンSの指定第2類への移行についてですが、現在パブリックコメントを受付中だとのことですが(こちら)、ほぼ確実な状況と思われます。
ガスター10やリアップが1類に留まる一方で、ついこの間まで劇薬だったロキソニンSが早くも(指定)2類というのは、なんとも解せない部分がありますが、現状ではやむを得ないのでしょうか。
問題点としては、「1類→2類」というフローは確立しているにもかかわらず、その逆である「2類→1類」というフローがはっきりしておらず、またそうした例も少ないということが言われています。
指定2類になったからといってロキソニンのブランドはそう簡単には揺るがないでしょう。とは言え、購入のためのハードルは下がるわけですから、鎮痛剤の乱用も懸念されます。
そういえば、ロキソニンSのジェネリック「ロキソプロフェンNa錠」が出てくるようです(OTCでも「ジェネリック」という表現をしていいのかどうか分かりませんが)。医療用医薬品のGEはかなり浸透してきていますが、OTCではどうでしょうね。
NSAIDsの選び方・使い方ハンドブック

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. ヘタレ薬剤師 より:

    N誌のコラムをいつも興味深く拝読しています。
    この件についてもN誌サイトにコメントを入れさせて頂きましたが、弾かれてしまったようです。
    「医師会に潰されたOTC」という文言が良くなかったかもしれません。
    けれど、それは率直な感想です。こんなことでセルフメディケーションが推進できるのか、医療費の削減ができるのか、甚だ疑問です。

  2. くま☆ より:

    >ヘタレ薬剤師様
    ご覧いただきありがとうございます。
    あちらのコメントですが、自分の記事に関しての承認/非承認もタッチしておりませんで、どのような基準なのかはよくわかりません(苦笑
    仰るように、エパデールスイッチ化の過程をご存知の方であれば、「医師会に潰された」というのは理解いただけるのではないかと思っています。
    前も書きましたが、OTCなのになぜ医師会主導なのか!非常にもどかしさを感じますね。

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