OTC薬とBTC薬

スポンサーリンク

「OTC薬は聞いたことあるけど、BTC薬って何?」と思われる方がいらっしゃるかと思います。耳慣れない言葉で私も最近知ったのですが、言葉としてはきちんと定義?があるようです。
OTC薬 = Over The Counter
BTC薬 = Behind The Counter
OTC薬が「カウンター越し(Over)」であるのに対し、BTC薬は「カウンターの後ろに(Behind)」に置かれる薬だと解釈することができます。結局はカウンター越しに販売されるわけですので、OTC薬の一部だと言ってしまっていいのかもしれません。
ここで、OTC薬の定義を引っ張ってきておきます。(一般用医薬品承認審査合理化等検討会の中間報告書より)
「一般の人が、薬剤師等から提供された適切な情報に基づき、自らの判断で購入し、自らの責任で使用する医薬品であって、軽度な疾病に伴う症状の改善、生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防、生活の質の改善・向上、健康状態の自己検査、健康の維持・増進、その他保健衛生を目的とするもの」
ここでOTC薬とBTC薬の違いを挙げるならば、ニュアンス的なものになってしまうかもしれませんが、BTC薬の方がよりリスクの程度が高く、高度な情報提供が必要な医薬品だという点になります。
6月28日の記事「OTC薬の3分類」でも触れましたが、改正薬事法ではリスクの程度に応じて、医薬品が3つに区分わけされます。完全に同じではないですが、BTC薬はそのA分類に相当するものとして考えていいのではないかと思います。
日本においてOTC薬が有形無実化してしまっている中において、BTC薬という言葉は浸透しなくても、こういった考え方に基づいて医薬品を販売するということは、今後必要になってくるのではないでしょうか。
言い換えれば今後Aに分類される医薬品は形式だけのものにするのではなく、薬剤師が適切な情報提供を行うという形で関与し、販売することを徹底していかなければなりません。もちろん、B・Cについても積極的な関与をしていく姿勢が重要であることは言うまでもありません。
それによって医薬品を「より安全に、より適切に」使用できる環境が整ってくるのではないかと考えています。

Anout us

このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
詳しくはこちら

くま☆をフォローする
タイトルとURLをコピーしました