OTC薬の3分類

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「さあ、攻守逆転」成るか
改正薬事法で攻めるコンビニ、守るドラッグストア(2006/6/28 日経ビジネス)

日経ビジネスの記事ですので、「医薬品の安全性」とか「地域住民のためにどうあるべきか」といった観点で書かれていないことは、予め理解していただいた方がいいかと思います。
要は、改正薬事法により医薬品販売に変化が起こることを、あくまでビジネスという視点から捉えているということです。いろんな見方がありますので、これはこれである一面の観察ができます。


もう既にご存知の方はいらっしゃるとは思いますが、改正薬事法では医薬品が3つに区分わけされることが決まっています。
分類A=特にリスクが高いもの
販売(薬剤師○ 登録販売者×)
情報提供義務
分類B=リスクが比較的高いもの
販売(薬剤師○ 登録販売者○)
情報提供努力義務
分類C=リスクが比較的低いもの
販売(薬剤師○ 登録販売者○)
情報提供不要
どの医薬品がどこに該当するかということは、ある程度決まっているのでしょうか。様々な力関係やお金に物を言わせるのではなく、純粋に医薬品のリスクで判断していただきたいものです。
それから分類の見直しも積極的に行っていただきたいものですね。現状、上から下への移行は容易にありますが、場合によってはその逆も必要でしょう。
しかし医薬品を販売するのに情報提供が「不要」ってありなんでしょうか。非常に違和感を覚えます。
イソジンは分類Cとなっています。確かに作用は緩和かもしれませんが、甲状腺の薬を服用しているかどうかの確認は必須ですし、効果的な使い方や注意などお話することはたくさんあります。
分類Bの風邪薬などは抗コリン作用を持つ成分を含むものが多く、疾病・生活両面で注意が必要となってきます。本当に「努力義務」でいいのかどうか、疑問が残ります。
私たち薬局の薬剤師がやっていかねばならないことは、分類CやBとなる医薬品でも、販売する際にきちんとした情報提供を行っていくことではないでしょうか。
それが医薬品の適正使用につながり、最終的には地域住民の健康につながるに違いありません。

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. うめ♪ より:

    はじめまして。
    調剤を始めて1年半になる薬剤師です。
    ここのHPを見つけ、自分の知識のなさに日々プレッシャーを感じている毎日です。
    今までまともに指導者らしき人から教わったこともないまま、今日まで来てしまいました。
    ここでの会話は本当に自分にカツ!をいれるため、参考にさせていただいています。
    この記事とは少し的がはずれますが、今回は、先日某有名な薬剤師さんのセミナーをうけ聞いた情報をみなさまにも聞いていただこうと思って書き込みました。
    私がまったく無知すぎたのか、それとも本当に新しい情報だったのか。
    私は、この話を聞いて、本当に知らないことばかりで、いかに今まで自分がなにもしてこなかったのかを痛感しました。
    医療用医薬品の分類が、処方箋医薬品とそうでない医薬品にわかれ、一般医薬品は上にもありますとおり、3段階のリスク分類になりますよね。
    そこで、そうでない医薬品というのが、ポイントになります。処方箋医薬品というのは、例外なく医師の処方箋がないと処方ができないのですが、そうでない医薬品も基本はそうなのですが、例外が認められたのです。一般医薬品をお勧めしたが、どうしても、と言われたら必要最低限の量なら販売してもいい、というのです。
    いろいろ条件はつきますが。
    販売してもいい、悪いの境目が処方箋医薬品かどうかで、今はまだ添付文書で確認するしかないとのことです。
    ただ、これも今はまだ完全施行の段階ではないので移行中なんだとか。
    添付文書に載っていないのもたくさんあります。
    分割販売にあたるので添付文書をつけての販売だそうです。
    そして、薬剤師免許の更新制。
    早くて次の薬価改正の2年後、遅くて6年制の卒業する6年後にスタートさせるそうです。
    と、いっても自己申請なので、これでもまたきちんと勉強する人とそうでない人とのレベルの差がでてしまいますね。
    認定薬剤師というのがそれにあたります。
    認定薬剤師の資格をとるのです。
    おまけですが、厚生省から来年も薬価改正をしようかという話のあがっているみたいです。
    何年か後にレセプトの完全オンライン化がスタートしますね。
    そしてそれがはじまって数年後に保険証がIC化され、電子処方箋にかわるそうです。
    IT化はすごい勢いで進むそうです。
    その方の話だと、いづれ、(処方箋医薬品でない)そうでない医薬品がスイッチOTC化され、単剤でのOTC薬(分類Aにあたる)が増え、これを薬剤師が患者さんの症状を聞きそれにあった医薬品を選んで販売する、といった未来になるのではないか、とおっしゃっていました。
    薬の分類が、医者の処方してもらう医薬品、薬剤師にえらんでもらう医薬品(分類A)、販売員からでも買える医薬品(分類B、C)になる・・・
    ほとんどが、薬剤師の6年制にからんでのことみたいです。薬剤師全体の質があがった(あげたい!、あがっている予定?)ということを前提に成り立っている話のようです。
    まだ、いろんな話を聞いた気がします。
    すみません、思い出せません。
    どうなのでしょう。
    怖いです。
    まずは、自分の知識を増やすこと、ですね。
    そして、自分の腕を磨くこと。
    これからも、ここに通います。
    自分にムチ打つために。

  2. はまなす より:

    今更ながら、今回の騒動(?)を夫婦で話していて、疑問がわいたので調べていて気がついたのですが、あれって元々OTCであったものが大半だったんですねっ。
    各社が出している販売実績などをみたら、ネオフィリン以外は医療用で有り得ない規格でした。それにJANコードがついていたり、医療用では販売中止になっている者も・・・・。
    私はてっきり、医療用医薬品を分割して零売していたのだと思いこんでいたのですが、違ったのですねっ。
    ということは、製造元や卸にも問題があるのではないかと思えてきました。だって、納品している薬が処方箋薬になったのだったら回収すべきなのではないでしょうか?よくOTCは返品が利かないと聞きます。そういうところが影響してしまったんでしょうか?
    うめ♪さんのおっしゃる医療用医薬品の中で、処方箋医薬品でないものについては、必要最低限の量なら販売してもいいと、当初から回答出ていたと思います。添付文書をつけるようにとか、薬歴につけるようにとかいくつか条件はあったかと記憶しています。それに処方箋薬についても医師・薬剤師に対しては販売可という見解を示しているところ(県)もあると聞いています。
    薬剤師の免許更新制。まずは認定薬剤師制度の確実な導入でしょうねっ。免許更新制は医師や看護師などにも言われていたかと思いますよっ。
    最後に来年の薬価改正はなくなる方向も出てきています。9月にならないとはっきりしないと言われているそうです。
    つい先日某病院の薬局長・卸さんなんかと見積もりは必要かみたいな話をしていて私が来年も薬価改正あるらしいから大変ねって言ったら、皆が口をそろえてなくなる方向だよって言っていました。

  3. よのなか3 より:

    薬価の単年度改定については、未妥結未納入という「悪しき慣例」が払拭されない限り物理的に無理だということになると思われます。
    ただ、レセコンのようなものが充実し、IT化が進めば基本的には「できる」可能性がでてきます。
    薬剤師の6年制についてはかならず今後地殻変動が起きてくることになるでしょうね。4年制卒と6年制卒が「同じ」なんてことはありえませんから。。
    今後薬局での「管理者」に「薬剤師」がなるのか「登録販売者」がなるのか議論がなされていきます。原則からいえば当然「薬剤師」なのでしょうが、それではチェーン含めて「登録販売者」を作った「意味がない」ということになり、反論が予想されます。
    いずれにしても「薬剤師先生」方もあぐらをかけない地殻変動が起きているということに対応しなくてはいけませんね。

  4. くま☆ より:

    >うめ♪様
    初コメントありがとうございます。またセミナーの内容についても書き込みいただきありがとうございます。
    要処方せん薬ではなくて、OTC薬でないものについての販売は俗に言う「零売」というのですね。
    昨年4月に要処方せん薬が決められた際に、販売(零売)に当たっての注意事項も一緒にアナウンスがありました(はまなす様が書いていらっしゃるのはこのことですよね?)。また、零売は極力避けるようにとのアナウンスも。
    それを「要件を満たせば零売していい」と捉えるか、「零売は基本的にしない」と捉えるかは議論の分かれるところかと思います。現状すすんで売っているところはあまりないでしょうか。
    皆保険を維持していくと言っている以上、そういった零売の対象となっている医薬品のスイッチOTC化は避けられない面もありますよね。保険財政的に厳しいですので。
    先日も風邪薬類似薬の保険薬外しの話がでていましたので、そう遠くない将来、薬剤師が症状に応じてOTC薬を販売するということになってきそうな感じはしますね。
    >はまなす様
    今回の一連の違法販売は全てOTC薬が対象だと思われます。仰るように卸・メーカーの責任も問われますね。販売できなくなった後も市場に置いておいたという点で。
    ちなみにうちでは、アタPもウナセルスも返品してもらいました。確かに当方が自主的に返品したので、メーカーからのアナウンスはなかったかもしれませんね。
    薬価改定、厚労省は「年2回改定できるだけの予算は確保してある」とのことです。ただ実際2回は不可能でしょうし、年1回ですら先送りっぽいですもんね。
    >よのなか3様
    管理者の問題、確かに気になりますね。「登録販売者」がどの程度のものになるのか、ということが気になりますが、それ以外の要素(政治的・金銭的なもの)も影響してくるかと勘ぐっています。
    いずれにしても、仰るように薬剤師があぐらをかいているようであれば淘汰されていくでしょう。管理者云々よりも、薬剤師が薬剤師としての責務をまっとうできるかどうか、検証することが必要ですね。

  5. みちこ より:

    うめ♪様が書いていらっしゃる『レセプトの完全オンライン化』が気がかりです。
    なぜかというと、私の父が個人で薬局をやっているのですが、
    なにぶん、処方箋は面・病院は門前に取られる。などで、とてもレセコンなど入れられないのです。
    もっとも、手計算で何とかできる枚数なんですが・・・。もちろんレセプトも手書きです。
    父のところ以外にも、
    個人薬局で、レセコン導入をしていないところは、多いのではないでしょうか?
    もし、レセプトの完全オンライン化が実施されたら・・・
    レセコンを入れられるだけの規模の薬局しか本当に生き残れなくなってしまいます。
    ん~~、情報を集めず書いてしまっているので申し訳ないのですが、
    詳しいことをご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか?

  6. くま☆ より:

    >みちこ様
    この辺の記事が参考になりそうですので、ご覧ください。
    http://www.kokuho.or.jp/intra/owa/KNWP00_10?PRA_FIND=&PRA_ENTRYDAY=200604200000&PRA_MPG=1
    最長平成24年度末まで紙またはフロッピーでの請求が可能とのことです。
    それにしてもレセコン、もうちょっと安くなりませんかね。

  7. はまなす より:

    とある市薬剤師会の会長も、市内に1割ほどまだ手書きの所があるんだよっ。
    オンライン化という前にレセコン入れさせなきゃならん。でも、入れろとは言えないし・・・と悩んでいらっしゃいました。
    また、とあるレセコン会社のシステムの方は電算化もやっとなのに、電算化通り越してオンライン化なんて無理~!と叫んでいました。
    電子薬歴も使いにくい~♪(これ、私の愚痴です(>_<)失礼しましたm(_ _)m) パソコン苦手ではないし、そう入力も遅くないんですが、なんか書きにくいんですよっ。

  8. くま☆ より:

    >はまなす様
    地域の薬局を見ていても、レセコン導入や設備投資で悩みを抱える方は多いですね。
    特に年配で後継者のいないところは深刻なようです。
    電子薬歴、うらやましいです。
    私は勤務時代、電子薬歴に慣れてしまい、今は文字を書くのがとても億劫になっています。

  9. はまなす より:

    くま☆さん
    電子薬歴羨ましいですか?
    私は初めて今扱っていますが、元々10年近く手書き薬歴をSOAP記載でなくやってきたので電子薬歴は使いにくいみたいです。
    これがSOAPに慣れていたら、違ってくるのかも知れません!
    全くSOAPしなかったわけでもないんですが、周りが消極的だったし、割と書くにかけないときの裏技として使っていただけだったので・・・
    私の薬歴って絵が出てたり、同僚がよくおもしろがってましたが、電子になったら絵も描けないんですよねっ。
    疑義照会もどこに記載するの?と不思議だし、手書きの時はちょっと目立つようにしたり出来たけど、電子だとどうも上手くいかなくって!使っているところが悪いのかな?

  10. くま☆ より:

    >はまなす様
    メーカーによる差はあるのかもしれませんね。それから入力デバイスの問題も大きいですね。キーボードではどうしても手書きの柔軟さが失われてしまいますからね。

  11. みちこ より:

    >くま☆さま
    ありがとうございます。
    時間のあるときに、ゆっくり読みたいと思います。

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