休日の貴重な時間を、ルーターの点滅ランプを見つめるだけに費やしてしまいました。 ぷららの「v6エクスプレス」契約で、バッファロー製ルーターの「IPv4 over IPv6」設定に挑んだのですが、これがまさかの泥沼。
AIに聞いても「OCNバーチャルコネクトだ!」「いやDS-Liteだ!」と意見が割れ、ルーターの自動設定機能(インターネット@スタート)は「回線は認識したから待て」と言うばかり。
結論から言うと、「IPv6アドレスの頭4桁」を確認しない限り、永遠にネットは繋がりませんでした。私と同じように「2405」から始まるアドレスの方、この記事が解決策です。
AIすら混乱?「ぷらら」の接続方式の謎
今回、私が設定しようとしたのは「ぷららv6エクスプレス」。 一般的に、このプランは「OCNバーチャルコネクト」という方式が採用されていることがほとんどのようです。

AI(Gemini)に聞いても「ぷららならOCNを選べば間違いありません!」と断言されました。しかし、別のAI(ChatGPT)は「DS-Liteの可能性もある」と食い下がる。 どっちなんだ…と困惑しつつ、まずはルーターの自動判定に頼ることにしました。
「インターネット@スタート」と「10分の呪い」
バッファローのルーターには「インターネット@スタート」という便利な自動回線判別機能があります。 これを行なうと、確かに「IPv6接続」自体は検知してくれました。
しかし、画面にはこんな残酷なメッセージが。 「回線の切り替えには時間がかかります。電源を抜き、10分以上待ってから再起動してください」
言われた通りにしましたよ。 電源を抜き、10分待ち、再起動。 …繋がらない。
「あれ?時間が足りなかったかな?」と思い、今度は15分待ってみる。 …繋がらない。
「設定をリセットしてもう一度最初から…」 …また「10分待て」の表示。
この「何もできずにただルーターを休ませる10分間」を何度も繰り返す虚無感。これが一番キツかったです。 今思えば、ルーターが「OCNバーチャルコネクトだと思いこんで接続を試行し続けている(けど実際は違うからタイムアウトしている)」状態だったのでしょう。
解決の鍵は「頭4桁」の数字だった
何度も失敗しながら、そして検索エンジンを駆使し、たどり着いた真実は、「自分のIPv6アドレスの数字を見ろ」ということでした。 ぷららは契約時期や回線タイプによって、裏側で使われている接続事業者が異なるのです。
判別方法は以下の通り。これで一発で分かります(ここで確認できます)。

私の環境を確認すると、IPアドレスの頭部分(プレフィックス)は「2405…」。 そう、AI(Gemini)が言っていた「OCN(2400)」ではなく、朝日ネット系の「v6コネクト」という方式だったのです。 これではいくらOCNの設定で10分待っても繋がるわけがありません。
ちょっと調べてみたところ、こんな感じでした(不正確な部分があるかもしれませんので、詳しくはご自身で再度ご確認ください)。
| 頭の数字 (Prefix) | 接続方式 (VNE) | 通信技術 | 備考 |
| 2405 | v6 コネクト (AsahiNet) | DS-Lite | 今回の該当 |
| 2400 | OCNバーチャルコネクト | MAP-E | ぷららの主流 |
| 240b | v6プラス (JPNE) | MAP-E | GMO、@nifty等で多い |
| 2404 | transix (MFEED) | DS-Lite | IIJmio、excite等 |
| 2409 | transix / 楽天など | DS-Lite |
バッファローでの「正解」設定手順(2405の場合)
「2405」の人(v6コネクト)は、自動設定に頼らず、以下の手動設定を行ってください。ルーターの管理画面に入る前に、本体スイッチをAUTOではなく必ず「MANUAL」にしてください。表示される管理画面が変わりました。
- ルーター管理画面にログイン
- 「詳細設定」>「Internet」>「Internet」
- 「IPアドレス取得方法」で「その他のDS-Liteを使用する」を選択
※ここで「transix」を選ばないのがミソです。 - 「ゲートアドレス」に以下を入力
dslite.v6connect.net
最後に設定ボタンを押して完了です。

設定ボタン押下後「これもダメだったか…」と思った瞬間、「待ち続けた10分」が嘘のように、一瞬で爆速インターネットが開通しました。
まとめ
「ぷららだからOCN」という思い込みと、「自動設定ならなんとかなる」という過信が、休日の数時間を奪いました。 もし、ルーターの自動設定で「IPv6は検知したけど繋がらない」「10分待てと言われ続ける」というループに陥っている方がいたら、まずは「自分のIPアドレスの頭」を確認してみてください。
それが「2405」なら、あなたの正解は「DS-Lite」です!
そもそも、なぜこんなに「接続方式」が乱立している?
素朴な疑問(半分は愚痴ですが)として、「『IPv6』という一つの新しい規格じゃないの? なんでOCNだのTransixだのv6コネクトだの、種類があるの?」と思いませんか?
ちょっと調べたところ、「高速道路の入口(ゲート)を管理している会社が違うから」というのが一番しっくりきた説明でした。
私たちが契約しているのは「ぷらら」というプロバイダですが、実はその裏側で、混雑を避けるための「高速道路(VNE事業者といいます)」を提供している会社は別なんです。
- OCNバーチャルコネクト(NTTコム系)
- v6プラス(JPIX系)
- transix(インターネットマルチフィード系)
- v6 コネクト(朝日ネット系)← 今回の私(2405)はこれ!
「ぷららv6エクスプレス」という商品名は同じでも、ユーザーの住んでいる地域や契約のタイミングによって、「あなたはOCNの道路を使ってね」「あなたは朝日ネット(v6コネクト)の道路を使ってね」と、裏側で割り振られる道路が違うのです。
これが「ぷららユーザーなのに設定が人によって違う」諸悪の根源(?)です。
公式サイトに「正解」が載っていない理由
一番もどかしいのは、バッファローの公式サイトにも、ぷららのサポートページにも、今回の「v6 コネクト(DS-Lite)」の設定方法が明確に載っていないことです。バッファローの言い分とすれば、「ぷららといえば大半はOCNバーチャルコネクトだから、自動判定もOCNを優先するよ。v6コネクト?それはレアケースだから『その他』で手動設定してね(でもその書き方は詳しく載せないよ)」でしょうし、ぷららの言い分は 「ルーターの『自動設定』で繋がるはずです。繋がらない? ルーターメーカーに聞いてください(まさかお客様が少数派のv6コネクトに割り当たっているとは…)」という感じでしょうか。
まさにエアポケット(情報の空白地帯)。
メジャーな「OCN」や「v6プラス」なら、ルーターが勝手に判断してくれます。しかし、今回のような「v6 コネクト」は、「DS-Liteという方式だけど、接続先サーバー(dslite.v6connect.net)を手打ちしないと動かない」という、マニアックな仕様だったのです。
「自動で繋がらないなら、自分で調べてね」というには、あまりにも難易度が高すぎます。 この記事が、公式サポートの隙間に落ちてしまった迷えるユーザーの方々の助けになれば幸いです。






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