前作「神様のカルテ」は36万部のベストセラーになったとのことですが、その第2弾「神様のカルテ 2
」を、遅ればせながら読んでみました(ネタバレありですのでご注意ください)。
まず、この本を読むに当たっては準備が必要なのですが、そのもっとも重要なものの一つにボックスティッシュがあります。くしゃくしゃになったティッシュの山を美しいと思わないのであれば、ビニール袋も必要でしょう。
前作は、いくつかのストーリーが単独で構成されていましたが、今回は一つ大きなテーマに沿って物語が進みます。さまざまな形で訴えかけられ、現在の医療の形についても深く考えさせられます。
それを象徴するのが、物語の中に何度か出てくるこの言葉、
「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ」
です。こうして抜き出して文字にしてしまうと「何とキザなセリフ!」と思われるかもしれませんが、本を読み終えてこの言葉を見たならば、また違った印象を抱くことでしょう。
しかし今作を読んで思ったのが、その描写の美しさ。私が松本という街に住んだことがあるからかもしれませんが、情景が眼前に広がるかのような感覚に襲われます。
ちなみに、ちょっと名前を文字って出てくる松本の有名なカレー屋さん。私も学生時代に通ったのですが、今でも無性に食べたくなることがありますね。そのお店はこちら。
メーヤウ 桐店 – 北松本/タイカレー [食べログ]
http://r.tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20000052/
それからもう一つ特筆すべきは、今作の時間と空間の表現が格段にいいものになっているということです。時の経つのを忘れるほど、物語に引き込まれることでしょう。
今年はこの「神様のカルテ」の映画も公開されますので、そちらも楽しみですね。
(関連記事)
2010/11/22 「神様のカルテ」映画化決定…どころか既にクランクアップ
https://blog.kumagaip.jp/article/41816979.html
2009/12/22 [review]神様のカルテ
https://blog.kumagaip.jp/article/34342067.html
神様のカルテ 2

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