SGLT2阻害剤への関わり方を見直すべき

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死亡例が出ているという話は耳にしていましたが、全国紙で報じられるほど事態は重大なのでしょうか。
新型糖尿病薬服用、10人死亡 厚労省、適切使用指示へ:朝日新聞デジタル
新型糖尿病治療薬というのは、紛れもなくSGLT2阻害剤のことですね。リンク先にはスーグラで4人、フォシーガで4人、アプルウェイ/テベルザで1人、ルセフィで1人の死亡報告があったと報じられています。
もちろん、単純に死亡数で薬剤の優劣が決まるものでもありませんし、死亡例がないから安全というものでもありません。因果関係はもちろんですが、発売時期や服用者数などの様々な観点から考える必要があります。


SGLT2阻害剤に関しては、非常に競争が激しい状況ですね。最近、新しくまた発売されるという話を聞きましたが、個人的には、そんなに必要なのか疑問に思わないでもありません。
そうした過当競争ともいえる状況にありますので、メーカーの力の入れようも分かります。ただ、そうした力が入っている状況も、こうした死亡例が増える背景にあるのかもしれません。
適正使用のため、もちろん現場の医師や薬剤師が力を尽くすことは必要ですし、添付文書の改定等、厚労省やメーカーが環境整備をすることも必要です。
そしてもう一つ、メーカーのプロモーションの在り方。こうした死亡例とは直接的に関係がないかもしれませんが、SGLT2阻害剤への関わり方も変えていかざるを得ないのではないでしょうか。
糖尿病の新たな治療戦略 ―SGLT2阻害薬の適正使用を目指して

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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. らく より:

    「DMについて熟知しているDr」以外のDrが使用しているから、という意見もありますが・・・
    美容を謳うクリニックで、「ダイエット薬」として紹介され、そのホームページでは処方(医師の診断)なしで販売すらもにおわせる手法すら見られます。
    これらの美容を謳うクリニック等でも納入できてしまう今の流通体制に問題を感じます。
    もちろん、診断しての処方ではなく、販売(医薬品医療機器等法では立派な違法行為)をする美容クリニックのモラル、そして安易にダイエットのために服用してしまう消費者の意識改善も大事だと思います。

  2. くま☆ より:

    >らく様
    コメントありがとうございます。
    体重減少をうたっている薬剤ですが、ダイエット薬として用いられているとしたら憂うべきことです。
    メーカーの販売手法のみならず、様々な観点から考えてゆく必要がありそうですね。

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